
起き上がりに特化したロボットが欲しい
導入前までの状況
ベッドセンサーなどを活用し、ベッドからの転倒・転落の対策は取っていました。
しかし、センサーがアラートを発した時点では、状況が分からず常に駆け付けるという行動をとらざる負えませんでした。
また、マットセンサーを跨いでベッドから離床しようとして転倒・転落もありました。
色々な介護ロボットを見学し、試すも自分たちが抱えている問題を直接的に解決してくれそうな機器が見つからなかった。
起き上がりに特化したロボットが欲しい
● 全職員が、設置・取り外しが可能なカメラ
⇒全床設置ではなく、転倒事故の可能性のある方だけに取り付けて見守りがしたい。
● 通知したいエリアをフリーハンドで作りたい
⇒利用者ごとに注意するポイントが異なるため、利用者に最適なエリアを自分たちで作りたい。
● 居室の状況をタブレット・スマートフォンでいつも確認したい
⇒他の業務中でも通知が届いた時に訪室の要否をその場で確認したい。
離床カメラシステム考案そして導入
導入した結果
ある利用者の1年間のベッドからの転倒回数をデータ化したものです。
離床カメラシステム導入前 :1か月で4回
離床カメラシステム研修中 :1か月で2.6回
-1.3回
-2.1回
離床カメラシステム運用開始:1か月で0.5回
-3.5回
導入前後の転倒回数比較

その後
導入後、4年が経過しました。
台数も12台に増え、多くの利用者の見守りに役立っています。
更なる離床カメラシステムの導入にあたり、効果測定を行いました。
期間は、人手が少なくなりがちの年末年始です。
期間:2024年12月26日~2025年1月1日の全日時
台数:12台
結果は、次のようになりました。
総通知回数と訪室回数(1週間)

通知回数:平均42.5回
訪室回数:平均8.7回
施設のコメント
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設置後、利用者の転倒報告件数が減った。
⇒
職員の精神的負担が減ると共に報告書も減り、今まで以上に利用者に目を配れるようになった。
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利用者の習性や今後の対策を全員で共有できるようになった。
⇒
までは、経験を基に対策を立てていたが、事実確認を行いながら対策を立てられるようになった。
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カメラ無しの状態に戻すことは考えられない。
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離床だけでなく、色々な場面で使用できるので現場として重宝している。
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簡易的な看取りや廊下での転倒の状況確認ができるようになった。
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カメラ設置について、ご家族様にしっかり説明することで、快諾を得られた。
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転倒・転落の危険性だけでなく、プライバシーについても尊重する旨説明した。